今回、「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」という本を読んでみた。
最近、食事関連の本を読む機会が増えている。
食事関連の本では、テニスの「ジョコビッチの生まれ変わる食事」という本も読んだ。
2冊の本は、共通する部分もあるが、もちろん違う部分がある。
「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」は、食事法の「痩せる効果」「健康効果」「頭をよくする効果」を、研究し検証して書かれた本。
食生活を考えるヒントが詰まっている。
著者:デイヴ・アスプリー
「IT起業家、マーケター、投資家、そして自分の心身を劇的に改造したバイオハッカー」
内容は、食事メソッドの本で、完全無欠の食材やリスクの高い食材なども紹介している。
完全無欠コーヒー
本書の中で、とても気になったのは、「完全無欠コーヒー」というもの。
「完全無欠(ブレットプルーフ)コーヒー」
コーヒーに、MCTオイルを大さじ1〜2杯と、良質の無塩バターまたはギー大さじ1〜2杯を加える。
「材料を混ぜ合わせると、最高にクリーミーで、最高においしくて、パフォーマンスを最大化するコーヒーができあがった」と著者は言っていた。
朝食の変わりに、このコーヒーを飲むことで、ダイエット効果や頭の働きも良くなるなどの、効果があると言われる。
著者は、7年以上も、毎日必ず1杯の完全無欠コーヒーで一日を始め、これが与えてくれるエネルギーと脳パワーを利用して体をハックしているようだ。
ここでは、この方法を実際に試してみようと思う。
詳しくは本文を参考にしてほしいが、重要なのは「良質の豆」(オーガニック)を使うということ。
そして、「グラスフェッドバター 無塩バター」と「MTCオイル」を使うのがポイント。
今回、豆選びに関しては省略するが、コーヒー豆は、カビ毒に侵されていない加工法の物を厳選して買うのがいい。
良質のコーヒー豆を選ぶのが重要である。
MTCオイル
まずは、MTCオイル。
MTCオイルを今回初めて知ったが、MTCオイルとは、100%中鎖脂肪酸
ココナッツやパームフルーツに含まれている植物由来成分。
中鎖脂肪酸は、消化の吸収がよくエネルギー分解されやすく、母乳にも含まれているそうだ。
MCTオイルを調べてみると、いろいろなメーカーの商品が存在している。
何を選んでいいのか分からなくなるが、その場合はレビューを参考にするといい。
中でも良さそうなのは、Amazonチョイスでレビューも高いこちらの商品。
MCTオイルは、ココナッツオイルから中鎖脂肪酸部分のみを抽出したもの。
バターコーヒー、サラダ、スープ等にお使い下さいとなっている。
他には、オイルではなく、パウダータイプのもある。
MCTを料理にかけたり、混ぜたりできるように粉末になっている。
パウダーは温かいものや冷たいものにも溶けるので、料理や飲み物に加えて使用する。
MTCオイルは、海外製品も多くあって、実際どれを選んでいいのか分からないが、著者が使っていたのは、こちらのタイプのオイル
脳のための高速エネルギー
他の油脂よりもエネルギーに変換し、飢えた脳に燃料を供給するために多くの必要なケトン類を提供。
このMTCオイルは、無味無臭だ。
MTCオイルは、ココナツオイルに代表される中鎖脂肪酸オイルということなのでヴァージンココナッツオイルを検討。
(実際には、MTCオイルの方が効果が高い )
ヴァージンココナッツオイルを、毎日とることで体内のエネルギー源がブドウ糖からケトン体に変わる「ケトン体回路」が作られ、痩せ体質になる効果がありダイエットでも人気がある。
ココナッツオイルがダイエットいい理由は、ココナッツオイルは、コレステロールになりにくく、エネルギーの代謝を活発にする中鎖脂肪酸だからと言われている。
また、食物繊維も豊富に含まれていて、腸内環境もよくなり、腸内の善玉菌が活発になり、悪玉菌の働きを抑制し、便秘なども改善されるというメリットも。
【中鎖脂肪酸の代謝アップのメリット】
- 体内ですぐに分解(脂肪になりにくい)
- すぐに吸収
- エネルギーに変わる
- 代謝がアップ
- カロリー燃焼(溜まっている脂肪を燃やす)
中鎖脂肪酸はすぐに分解され早く吸収され、長鎖脂肪酸の10倍のスピードと言われている。
吸収された中鎖脂肪酸の働きによって代謝がアップして、より多くのカロリーが燃焼され、その結果、中性脂肪がつきにくく、太りにくい油といえる。
中性脂肪をつきにくい体にすることで、ダイエット効果の高い体が作れる。
今回チョイスしたのは、こちらのタイプ
・無添加 ・無精製 ・無漂白 ・無保存剤
・有機 ・低温圧搾
・500mlタイプ ・原産国:タイ
JASオーガニック認定のバージンココナッツオイルを購入した。
ココナッツオイルは未精製の、ヴァージンココナッツオイルを使用。
一般的に「ココナッツオイル」と呼ばれるものは、ココナッツの抽出の際に、ココナッツを高温で精製、漂白、脱臭がされたもので”精製ココナッツオイル”と呼ばれるもの。
一方、ヴァージンココナッツオイルとは、精製が行われていない、無精製、無添加、非加熱抽出のココナッツオイル。
添加物や化学物質は一切使用されていないココナッツオイル。
注意点として、一般的にダイエットや美容、健康などさまざまな効果が得られるのは、ココナッツオイルではなく「ヴァージンココナッツオイル」
「ちなみに、このオイルをトーストに塗ったり、ドレッシングにしたり、温かい飲み物に混ぜたり、肌に塗ったりいろいろな使い道もある。」
最強の食事とは離れるが、ある女優さんが、朝食で食パンにココナッツオイルを塗って食べていた。
一つだけ、デメリットを書いておくと、ココナッツのニオイがするので、ココナッツが好きではない人には向かないと思う 。
上記に掲載した『MTCオイル』は、ニオイが少ないので、ココナッツのニオイがダメな人は、『MTCオイル』がいいかもしれない。
グラスフェッドバター
最強の食事で、もう1つのポイントになるのが「グラスフェッドバター 無塩バター」
こちらの方は、商品が少なく見つかりにくい。
有機栽培の牧草のみを食べて育った牛の生乳を使用している「グラスフェッドバター」
フランス農務省が認定したABマークを記したバイオ・バターのこと。
グラスフェッドバターは、中性脂肪やコレステロールを減らしてくれる、不飽和脂肪酸を多く含んでいるためいいと言われる。
逆に、普通の乳牛のバターは、中性脂肪やコレステロールを増加させるといわれるので、グラスフェッドバターを使うのも大事なポイント。
バターコーヒーは濃厚な味わいで腹持ちが良く、間食を減らす効果はありそう。
また、どうしても グラスフェッドバターが手に入らない場合は、ココナッツミルクで代用もな可能だが、効果は薄れるようだ。
この食材をもとに、「完全無欠コーヒー」を作ってみようと思う。
完全無欠コーヒーの作り方は、こちらの動画が分かりやすいので参考に
(英語)
動画を見れば分かるが、コーヒーに加えるバターやオイルを、ただ混ぜるだけでなく、溶かし合わせることも大切。
バターやオイルを溶かすと、ミセルという状態に分解され、脂肪をエネルギーに変換するようになると書籍に書かれている。
混ぜるときに、ミキサーなどを使うのが重要なポイントになる。
また、コーヒーの作り方も重要で、コーヒーに含まれる油脂(カーウェオールとカフェストール)が酸化ストレスとDNAのダメージを防ぐ。
フレンチプレスや金製フィルター、エスプレッソマシンなどの、金属のフィルターで淹れると、これら貴重なコーヒーオイルが守られ、体内で働いてくれる可能性が上がる。
私は、フレンチプレスで、ココナッツオイル入りのコーヒーを作ってみた。
ココナッツの匂いがして、コーヒーは、フレンチプレスで入れた以上に、油が表面に出て、唇に油が付くが、唇にうるおいを与えてくれる。
ココナッツのほんわりした匂いも楽しめるコーヒーだった。
フレンチプレスでのコーヒーの作り方はこちらの記事
⇒ ハリオ フレンチプレスタイプでコーヒーを淹れてみた
完全無欠コーヒーの効果
完全無欠コーヒーの私なりの効果ですが、現在、体重は減少しています。
ただ、朝食を抜いているので、その分の影響もあるのではないかと思う。
ダイエットに関しては、まず、食べる量を減らすことは重要。
ケトン体質に関しては、ケトン体質になれば、脳の働きが変化すると言われる。
ケトン体質になったのかどうかは、現状では分からないが、調子はよくなっている感覚がある。
★継続して気づいたこと。
朝を完全無欠コーヒにして、体重は減少。
ただ、私の場合は、ダイエット目的ではなく健康、食生活改善のために取り組んだ。
体は、以前よりスリムに絞られてきたが、若干、筋肉も落ちている感じがした。
(私の場合、原因は運動不足だ)
この部分に関しては、本文にも書いてあるが、散歩をしたり、適切な運動が必要。
バイオハックを利用して、強い心肺を作る方法として、「高強度インターバルトレーニング」が紹介されていたので、今後、取り入れていく。
本文で紹介されている、「高強度インターバルトレーニング」は、30秒走ったら、90秒休む。もう一度走って休む。というのを15分繰り返すというやリ方。
(より具体的な方法は、本文を参考にしてほしい)
また、朝食以外の食事で、食べる物に気を使う必要もある。
完全無欠ダイエットでは、何をおいても野菜を食べるというくらい、他の食品より野菜を食べるのも特徴の一つ。
私は「完全無欠コーヒー」を飲みはじめて、生活スタイルにも変化ができ、食事、運動を考えるきっかけになった。
健康という部分の思考に関しても、自分の中で変化があり、いろいろな気づき、ヒントを学んだ。
思考を停止して、何も考えず、お腹がすいた欲求のままに食事をすることがなくなり、「いま食べているものが何で、どのような影響があるのか?」ということを考えるようになった。
『今まで食べたもので、自分の身体も心も作られている』
ここをいかに意識できるかどうかだと思う。
今後も変化を感じ次第、書いていく。
今回、「完全無欠コーヒー」という部分に、フォーカスして書いたが、最強の食事の詳しい内容は、書籍を参考にしてほしい。