「究極の疲れないカラダ」の感想と内容。世界の最新医学が証明!

<読書レビュー>
世界の最新医学が証明した 究極の疲れないカラダ


仲野広倫
出版社: アチーブメント出版
発売日:2017年7月6日
 
この本を読んだら、「健康の常識ってなんだったんだろう?」と思ってしまうかもしれない。
 
世界最新の医学から見れば、日本人が当たり前だと思い込んでいる健康常識が間違っていることもたくさんあるようだ。
 

著者の「仲野広倫」さんは、ハリウッドスター、五輪メダリストから指名される10万人を治療したスポーツカイロプラクター。

筋肉骨格系の専門医としてできるだけ手術、注射を使わない治療を行っている。

そのスポーツカイロプラクターが教える「疲れないカラダ」の秘密を書いた本。
 
生涯元気に動けるカラダのつくり方は世界最新の医学で証明されている。

「世界の最新医学が証明した  究極の疲れないカラダ」には、世界最高峰のフィジカルコンディションを整える方法が書かれている。

カラダの老化とは?

カラダの老化とは何なのでしょう?

本書にはこのように書かれています。

誰でも年齢とともに疲れやすくなる。
人間の体はドンドン衰えていく。
これを「老化」という。

老化は、英語で言うと「エイジング」
年をとるという意味

エイジングは生まれた瞬間からすべての人におこる自然現象。

その老化は加齢にとり不調になったのではなく、
もともと悪くなっていた部分があって、
自己治癒が追い付かなくなったことが原因

出典明記:世界の最新医学が証明した 究極の疲れないカラダ 仲野広倫 P30

体の弱い部分や悪い部分が自己回復できなかったり、自己治癒できないのが原因で疲れにつながってくる。

筋力の重要性

筋力が最初のディフェンス

筋力がなくなれば、自分の体を支えられなくなる。

筋肉はとても重要。

腰が前傾し、ひざから曲がって猫背になります。
最初は意識すれば自力で良い姿勢に戻ることができます。

ところが、長年悪い姿勢のままだと、いくら力を込めて良い姿勢にしようと思ってもできなくなります。

カラダも疲れやすくなります。

出典明記:世界の最新医学が証明した 究極の疲れないカラダ P38

この部分は一つの疲労の正体でもある筋力の重要性を学べる。

痛みの要素

人間が痛みを感知するメカニズムは解明されている。

カラダのありとあらゆるところに、
侵害受容器という痛みを拾う受容体があり、
それが異変を感知して化学物質を出すことで痛みという信号が脳に行く。

ストレスによって、受容器が信号を出すか出さないのラインが変わり、
ストレス・心の痛みがあると、カラダの痛みの感覚があがる。

ストレスとの向きあい方は大事。

ただし、原因が分からないからとストレスのせいにするのは注意が必要。

まとめ

このように専門的な視点で、疲労や痛みメカニズムを解説するところから始まる。
 
日本人は受け身の治療が多いが、 自分のカラダのことをしっかり学ぶことは必要。
 
メカニズムを知ることで、自分のカラダとの向きあい方がかわってくる。

痛みは複雑な要素が重なっていて、脳が大きくかかわっていることを学んだ。
 

この本に書かれている考え方を理解することは、今後の治療や改善の幅を広げることになるだろう。
 
第4章では、「正しいカラダの使い方&機能運動性 回復エクササイズ」がカラーページで紹介されている。

第5章では、「ちょっとヘンな日本人の健康常識この本からの学び」をQ&Aで解説。
 

「世界の最新医学が証明した究極の疲れないカラダ」を参考にしてみてはいかがでしょうか?

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