一流の男だけが持っている「強い胃腸」の作り方 を読んでみた。
2015年頃から、腸内フローラー、腸内デトックスなど、腸内環境に関するものが注目を浴びだしている。
そんな中、ビジネスマン向けの、胃腸に関する本が出ていたので、読んでみた。
最近、一流の男・・・というような本は多いが、、、
一流の男だけが持っている「強い胃腸」の作り方というタイトルの本。
この本は、胃腸が中心の内容で、医学博士 江田証さんの書かれた本。
栃木県の江田クリニック院長で、胃がんのスペシャリストでもある。
この本では、胃腸に関する内容を中心に、
ビジネスマン向けに分かりやすく書かれた本で、入門的な内容で下記の4章に分かれて書かれている。
・仕事のパフォーマンスは胃の状態で決まる
・「一流の男」の胃の中には、ピロリ菌がいない
・今日から始められる「胃腸を強くする」習慣
・ビジネスで成功するためには腸内細菌を「調節」せよ
この本で、メインとして伝えているのは、「胃がんは遺伝ではなく、ピロリ菌で感染する」
という部分で、この部分にはページを割いている。
せっかくなので、ピロリ菌について、少しまとめておく。
ここ数年で、よく聞くようになった言葉。
「ピロリ菌」
ピロリ菌は、日本人の胃腸を脅かしている細菌
(ヘリコバクター・ピロリ菌)
胃がん患者に多く感染していることが多く、ピロリ菌に感染している人は、ストレスで、胃潰瘍や十二指腸潰瘍になりやすいと言われる。
ピロリ菌を除去することで、少しのストレスがかかっても大丈夫になり、たくましい胃腸につながっていく。
本文には、ピロリ菌や除去に関しても書かれている。
最近の詳細な研究によって「ピロリ菌に感染していない胃がんはよく調べてみると、1%以下と非常にまれである」ということが判明したのである。
出典明記 一流の男だけが持っている「強い胃腸」の作り方 大和書房 69頁
ピロリ菌を除去すれば、胃がんになる確率を、
3分の1以下にまで減らすことができることが解明されているのです。
ピロリ菌と薬の関係の説明もあり、ピロリ菌除去には薬の服用が必要で、さらに除菌を高める具体的な方法も書かれている。
他には、胃腸を強くする習慣が書かれていて、胃をたくましくするブロッコリーなどにも触れている。
最後は、FODMAPについて書かれていて、本には、FODMAP一覧表が付属されている。
FODMAPは、ある種類の糖質のこと。
オーストラリア生まれの新しいIBS(過敏性腸症候群)の食事療法。
フォッドマップ食事法(FODMAP)は、「Fermentable、Oligo-、Di-、Mono-saccaharides and Polyols」で、「発酵性のオリゴ糖、2糖類、単糖類、ポリオール」という意味。
FODMAP(オリゴ糖、2糖類、単糖類、ポリオール)の摂取をまずごく最小限にし、その後、少しずつ摂取を開始していき、お腹の不調を起こす食品があるかを、探っていくやり方法。
お腹の調子の悪い人は「FODMAP食」を避けることが大事だと書かれている。
一覧表では、控えた方がいいものと、食べていいものが色分けして書かれていたので、自分の腸の調子を確認しながら、進めていくのもいいと思う。
<最後に>
本を読んだ全体的な感想だが、全体的に基本的な内容なので、深く学びたい方には物足りないかも知れない。
ただ、ビジネスマンや、これから胃腸のことを考えていきたい方には、読みやすく基本的なことを知ることができ、
参考になる部分が多いと思う。
「ギャル曽根はなぜ、あんなに食べれるのか?」
「大リーガーに学ぶ笑顔の法則」
なども書かれており、雑学、知識としての学びもあると思う。
胃腸を強くして、一流のビジネスパーソンになってみてはいかがだろうか?