黒砂糖きのこ水(ウォーターケフィア)の作り方や購入方法は?

黒砂糖きのこ水を知っていますか?
 
先日、知人から「黒砂糖きのこ水」という言葉を始めて聞きました。

その知人は、「ウォーターケフィア」と言っていたのですが、日本語で言うと、「黒砂糖きのこ水」と言うようです。

黒砂糖きのこ水

黒砂糖きのこ水(ウォーターケフィア)は、黒砂糖をエサに発酵する菌のこと。
 
実際に知人にその物を見せてもらった。
 

ガラス瓶の中に、半透明でツブツブした物が入っている・・・

 
ナタデココのような球が、瓶の下に大量に沈殿していた。

 
怪しさ満点で、それは、本当に大丈夫か?

「新しい宗教でも始めたのか?」と思ってしまうようのものだった。
 

話を聞くと、黒砂糖キノコ水は健康飲料(乳酸飲料)だそう。
 
その知人は、自称健康オタクで、酵素ジュースやいろいろな物を試しているから、時々、謎のような物を持っている。

黒砂糖きのこ水って何?

 
今回は、[黒砂糖きのこ水]が気になったので調べてみた。

 
「黒砂糖きのこ水」で検索してみたが、検索ページは少なめ。

約 121,000件が表示された。(1年半後には約 1,620,000件になっていた)
 

「ウォーターケフィア」でも検索してみたが、こちらも検索結果数は少なく約98,100件
 

クックパッドでみても、作り方は5件しかない。

 
2018年頃は、日本では、あまり話題ではなかったがグーグル検索を見ても急に増えているて人気が高まっている。

日本では一般的ではないが、日本以外の国では結構知られている存在。
 
家庭で自家醸造されてきたという歴史のある飲料で、欧米では「ウォーターケフィア」は家庭で作れる乳酸菌飲料として親しまれているようだ。

 
その知人は、アメリカによく行くので、アメリカの情報を手に入れていて、このような不思議な物をよく知っている。
 

黒砂糖きのこ水の作り方は?

黒砂糖きのこ自体は、半透明でツブツブした菌体。
 
黒砂糖を溶かした水につけると、黒砂糖溶液を発酵させ数時間で乳酸飲料に変える不思議な菌。

 
ウォーターケフィアの作り方はこのように作る。

<準備するもの>

  • 黒砂糖きのこ菌
  • 2Lくらいのガラス瓶
  • ミネラルウォーター
  • 黒砂糖(加工糖でないものー原材料に糖蜜など入っていないもの)
  • ざる(プラスチック製。金属製は不可)

※湯冷まし又はミネラルウォーター1リットル、
 (水道水はやめた方がいい)
 
<参考>

  • 黒砂糖きのこ:100グラム
  • 黒砂糖:30グラム
  • ミネラルウォーター:1リットル

 
<黒砂糖きのこ水の作り方>

黒砂糖きのこ水は、自分で育てる必要があります。

理科の実験のような感じです。
 

黒砂糖きのこ、黒砂糖、水を全てガラス瓶に入れ、室温で1日〜最大で4日間発酵させます。
 

きのこ菌の瓶は、ガラス越しの日の差し込む、暖かいところにおきます。

液量は満タンではなく、瓶の3/4までに留めることが大切。
 

発酵中に炭酸ガスが発生するため、満タンでは瓶が破裂する可能性があるため注意。

ガラス瓶の中では、時々プクプクと泡が出たり、数個の菌体が浮き上がってきたりします。
 

瓶の蓋を緩めにしておくと、微炭酸になりアルコール濃度も低くすることができます。

発酵終了後には、ざるを使用して液体だけを分離します。
 

保存方法

  
出来上がったきのこ水は、ペットボトルなどに入れ冷蔵庫で保存します。

きのこ水でも少し発酵しますのでキャップはゆるく締めてください。
 

きのこ水の使い方

・そのまま飲む
  飲みにくい方は、りんごジュースや野菜ジュースに混ぜたりして飲んでください。

・肌につける
 化粧水がわりに肌につけたり、洗った髪につけます。
 はじめは目立たない所で、肌に合うか試してください。

 

<生菌体>

・そのまま食べる
きのこ水が飲みにくい方はそのまま食べてください。
ヨーグルトなどに混ぜると食べやすくなります。
 

食べると、固いかんてんのようで、味はなく、においもほとんどありません。
 

「ウォーターケフィア」は、冷蔵庫で冷やしておけば、より一層美味しく食べれるとのこと。
 

・つぶす
ミキサーなどでつぶしてパックしてください。

はじめは目立たない所でお肌に合うか試してください。
肌にいいようです。

 
<乾燥菌体>

・そのまま飲む
生菌体を乾燥させミルサーでパウダーにします。
スプーン1杯程度を水で飲みます。

パウダーにするには、網戸ネットなどを利用し天日でカラカラになるまで干すだけ。
それをミルサーで粉末にします。保存がききます。

黒砂糖きのこの効能は?

黒砂糖きのこ菌は、新種の菌で殺菌力は、緑茶の約70倍あるそう。

数種の酵母、新種の乳酸菌、酢酸が成分。

黒砂糖きのこ菌は、1gに1億個以上の乳酸菌が含まれ、ヨーグルトと同等か、それより多い乳酸菌が含まれている計算になる。

 
黒砂糖きのこは乳酸菌と酵母の複合体で、有害な菌はふくまれておらず安全性が高く、きのこ水には酢酸菌の存在も考えられています。

新種の乳酸菌に関しては、人体に無害であることは証明されておりますが、現在は、研究途中だそうです。

 
効能を調べると、ダイエット効果やニキビ、肌荒れが治ったという美容効果から、アトピー性皮膚炎、花粉症などのアレルギー、血圧や血糖値、肝機能値などの改善等があるようです。

豊富な乳酸菌は、ヨーグルトのように、腸内環境を整え便秘の解消や肌にも良い影響を与え、乳酸菌で善玉菌を増やす効果があるようです。

黒砂糖きのこの購入方法は?

ウォーターケフィア(黒砂糖きのこ菌)をどうやって購入するのかも調べてみた。

楽天ではこのようになった。
⇒ 黒砂糖きのこ水

確認時は、黒砂糖きのこ菌は出てこなかった。
酵素のエキス系のみだった。
 

ウォーターケフィア(Water Kefir)で検索すると、作り方の書かれた英語の本が出てきた。
 

念のためAmazonでも確認。
⇒ 黒砂糖きのこ水

確認時は、ミックスきのこが出てきたが、黒砂糖きのこ水はなかった。
 

どうやら、日本では、黒砂糖きのこの菌体は市販はされていないようだ。
 

黒砂糖きのこ菌は、スーパーマーケットにも売っていない。

なまの菌だから、日本では難しいようです。

入手する際は、海外のウェブサイトでは売っているようだ。

もしくは、育てている方から譲って頂く方法になりそう。

知人はアメリカで入手したようだ。

 
<まとめ>

今回は、知人が持っていた「黒砂糖きのこ水」が気になって調べてみた。

どうやら、日本ではメジャーではないようだ。

 
今後、日本で増えるのかどうかも謎だが、ネットで見ていると、自分で育てている方もいたので、知る人ぞ知る黒砂糖きのこ水。

知名度がでて、話題になれば、日本での販売も増えるかもしれないです。

興味がある方は、挑戦してみてください。